住宅の建築工法 2

  日本の在来工法と並び木造住宅を建てる際によく利用されるものが次にあげる工法になります。

  • 木造2×4工法

俗にいう「ツーバイフォー」と呼ばれるものです。こちらはアメリカやカナダで開発され利用されてきた建築工法で、枠組壁工法とも呼ばれます。

フレーム状に組んだ木枠に構造用合板を打ち付けパネル状にしたものを壁と床の基礎構造として構築するものです。「2×4」とはフレームとなる木枠に使用する木材の断面のサイズのことを差し、北米単位であるインチで表したものです。日本の単位でいうと「5×10」センチくらいの大きさです。あくまでも基準となるサイズですべてが2×4の断面を持つ木材を使用しているわけではありません。多種の釘を使用し、本数も在来工法よりたくさん使用しています。

メリットとしては、面による基礎構造であることから耐震性・断熱性・気密性・防音性に優れていると言われています。また内壁や天井部分に石膏ボードを打ち付けてあることで耐火性があります。パネルはあらかじめ組んであるものを使用して施工するので在来工法のような職人の腕は問われることはありません。また工期も在来工法より短くて済みます。

デメリットは、パネルが大切な耐力壁となるため、間取りや空間の構成に制約が生じてきます。たとえば大きめの開口部を希望したくても耐力面の問題から叶わなかったりします。設計の自由度は極めて低くなります。

 在来工法と2×4工法を比べてみると、同じ木造住宅の建て方でも欧米とは大きな違いがあることがわかります。両者は甲乙に関係なく日本人の持つ繊細さと欧米人の合理的な思想を反映している工法と言えます。

7月 14, 2012 Post Under 住宅, 工法 - Read More

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